悩む女性

新年あけましておめでとうございます

2023年も婚活を頑張るみなさんを幸せなご結婚へと導く様、精一杯応援します。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、結婚と恋愛は違うと言いますが、私もそう思っています。

言い換えると、結婚に向く人と恋愛に向く人は別だという事です。

そう再認識した出来事がありました。

友人から「離婚したい」と相談が・・・

年末に親しい友人から久しぶりに電話がありました。

普通ならLINEで会話するはずが電話で話したいと言うのです。電話の声が少し沈んでいました。

彼女はご主人と中学生、小学生の二人のお子さんと彼女のお母さんとの5人暮らしですが、ご主人は上のお子さんがまだ幼稚園の頃から仕事の関係で単身赴任です。そのお子さんも今は中学生になりました。

彼女からの電話は、ご主人が家庭をかえりみないから離婚したいと言う内容でした。

私もご主人とは古い付き合いですから彼の人柄はよく知っています。私から見ても彼はとても良い人ですが、仕事に対しては非常に貪欲で野心家です。キャリアを積むために転職を重ねているのです。

ですから、家庭をかえりみないと言う様子は想像出来ましたが、パート勤めの友人がご主人と離婚して二人のお子さんを育てるのは経済的に難しいし、子供の気持ちを考えるべきと説得して離婚を思い留まらせ電話を切りました。

経済的にも精神的にも支え続けた彼女

昔、彼と彼女が交際を始める前、彼女が彼に片思いをしていました。

当時、彼は医師を目指し浪人中でした。

彼の家は病院でもありませんし、特別裕福でもありませんでしたから国立の医大を目指していました。贅沢もせず、働きながらも国立の医大に合格するのは大変困難で何浪もしていました。

彼の意志の強さと目標に向かって努力を惜しまない姿に彼女は尊敬し心惹かれたのです。そんな彼女からの猛アピールで交際がスタートしました。

それから、結婚するまでの間、彼女は彼を支え続けましたが、目標とする医大に合格することは出来ず、彼は医師になる事を断念したのです。その後、ある公立の医療大学に入学し、レントゲン技師となりました。

結婚後、彼は仕事を辞めて再び学生に・・・

就職した彼は彼女と結婚しましたが、医師を目指していた彼にとってレントゲン技師の仕事は単調に思えてしまった様です。彼は仕事を辞め大学院に通う事になったのです。つまり、結婚していながら学生に戻ったのです。

彼女にしてみれば、医大の受験、医療大学の4年間を経済的にも精神的にも支えてきて、やっと就職して結婚も出来た矢先でしたから大変悩んだようでした。けれど、目標に向かって努力する彼に魅力を感じてしまう彼女は学生に戻る夫を許し、経済的にも支えると決めました。

数年後、大学院を卒業した彼は大学に残り、母校で教師をしながら医療分野の研究(詳しい内容はわかりません)職に就きました。しばらくの間は子供が授からなかったため、夫婦二人だけの自由気ままな生活を楽しんでいました。その頃の二人はとても仲良く上手くいっていたと思います。

そんな生活から10年が経ち、諦めていたお子さんを授かりました。

野心家で努力家な彼に惹かれた結果

彼女の協力の甲斐あって、彼は『博士号』を取る事が出来、研究者として益々忙しくなります。海外での学会の発表やキャリアを積むための度々の転職。その為、家族と一緒に暮らすことが難しくなってしまったのです。

それから、12年が経ちましたが彼の向上心というか野心は変わることなく高みを目指しているようです。

彼は独身の頃と何一つ変わっていません。変わったのは彼女のほうです。だって、仕事に対して非常に貪欲で野心家な彼に惹かれて結婚したのは彼女なのです。

子供が出来れば変わるかもしれないと、彼女は思ったのかもしれませんがそれは大きな誤算です。野心家で努力家の彼は確かに魅力的では有ります。けれど、その魅力は独身時代から夫婦二人だけの時代だからこそです。

子供を授かり親としての責任が生じたら、その魅力はただの独りよがりになってしまいます。彼の視線は家庭ではなく、常に自分の目標を見つめていますから、結婚には向かないのです。彼のように恋愛対象として魅力的な人は、結婚相手としてはふさわしくないという事です。

つまり、彼女は結婚する相手ではなく、恋愛する相手を選んで結婚してしまったのです。

結婚すれば変わるだろう。子供が出来れば変わるだろう。そう思って、結婚して失敗する人を私は沢山見ています。

人はそう簡単には変われません。

だから、結婚相手には野心や向上心が強い人より、しっかりと家庭に視線を向けられる人を選んで欲しいと思います。

横浜鶴見の結婚相談所アルカ デ ノアは、あなたの結婚したいを応援します!